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最低限の生活費を稼ぐだけではいけないのか

自分の生活費を最低限稼ぐだけで、あまり働かず、だらだらしている人に向かって、俺たちの税金をあんな奴らのために使うなんておかしい、もっと働け、という意見があるけれど、その意見は正しいのだろうか。

 

お金の面からだけでいうと、年収何万円くらいから、納める税金が税金によって受ける恩恵を上回るのだろうか。

 

調べても見つからないし、人によって違うだろうし、計算するのは大変そうだ。

 

あまり働かない人達でも消費税は納めているだろう。

収入によっては所得税は微妙なところか。

住民税も収入によっては微妙か。

確かに、税金によって受ける恩恵のほうが大きそうだ。

 

具体的に、どんな人が世間から文句を言われているのだろうか。

  

・納税額 < 税金によって受ける恩恵 な人

週五日働いても 納税額 < 税金によって受ける恩恵 な人はいそうだ。

上回っていないのなら、たとえ週五日働いている人でも、休日にバイトするなどしてもっと納税額を増やすべきという話になるのではないか。

 

週五日も必死で働いているのだから、これくらい許せよ、休息も必要なんだ、ということか。

それなら、あまり働かない人達にとっては、休息が多く必要なのかもしれない。

経営者には、毎日朝から晩まで働いている人もいるだろうから、その人達からすれば週五日しか働いていない人はもっと働けるように見えるのではないか。

 

しかし週五日働いている人に、もっと働け、という意見は聞いたこともないし、週五日働くなんて結構頑張ってそうだから、良さそうな気がする。

 

納税額 < 税金によって受ける恩恵 な人でも、週五日働くという、世間一般から見て結構頑張ってそう、という常識にあてはまるのが重要、ということか。

 

・納税額 > 税金によって受ける恩恵 な人

この人たちは、これ以上お金を稼ぐために頑張らなくても良いだろうか。

人間は生まれながらにして平等ではないだろう。

納税額 > 税金となっている要因には、自分の努力だけでは説明できない要因もあるだろう。

自分の能力が活かせる職場にたまたま出会った、という運もあるだろう。

お金を稼ぐ能力が高い親のもとで育った子供は、親からお金を稼ぐのに必要な要因を多く学べるだろう。

そもそも努力できるかどうかも、育った環境によるではないか。

 

しかし、税金によって受ける恩恵以上に納税しているのだから、もっと働けというのは間違っているようにも思える。

 

つまりは、世間一般の常識である週五日ぐらい働く、という基準をクリアしているか、もしくは納税額が税金によって受ける恩恵を上回っていれば問題なさそうだ(世間から文句を言われなさそうだ)。

しかし例外がありそうなので、もう少し考えてみる。

 

・納税額 < 税金によって受ける恩恵な人で、夢を追い続けている人(売れないバンドマンとか。週二、三日くらいしか働いていないと仮定)

この場合はどうだろう。

夢が叶えば、収入が大きく増える人もいるだろうが、期待値的に言えば夢をあきらめてどこかに就職してコツコツ働いたほうが生涯収入は大きいだろう。

この人達に向かって、俺たちの税金をあんな奴らのために使うなんておかしい、もっと働け、という意見は聞いたことがない

生涯収入の期待値は小さくても、一発当たる可能性があるから良い、もしくは何かに打ち込んでいるから良い、ということか。

 

・納税額 < 税金によって受ける恩恵な人で、趣味に生きる人(山登りが好きな人とか?)

この人たちも、あまり文句を言われていないように感じる。

一発当たる可能性すらなくても、何かに打ち込んでいるのならば良い、ということか。

(山登りも場合によって一発当たるかもしれないが)

 

ということは、納税額 < 税金によって受ける恩恵な人のうち、何かを頑張ってそうに見えない人達を世間は叩く、ということではないか。

しかし、頑張っているかどうかの判断は非常に難しいと思う。

本人にとってはそれが限界なのかもしれないし、すでに書いたが頑張れるかどうかも生まれ育った環境によるところが大きいと思う。

 

従って、頑張っているかどうかの基準は何か、そもそも頑張る必要があるのか、が問題ではないか。

 

この問いの答えは難しい。よくわからない。